本エントリーは
stod phyogs 2016年2月25日木曜日 水木しげる屁話 アックス 特集 追悼水木しげる 発売!
からの移籍です。日付は初出と同じです。
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南伸坊・画(兎月書房版『河童の三平』より)、井上則人・装丁。
書影は青林工藝舎サイトよりお借りしました。
青林工藝舎編集部だより > 2016年02月11日 「アックスVol.109」水木しげる追悼特集の内容はコレ!
http://seirinkogeisha.sblo.jp/article/173929530.html
完璧な表紙です。感動しました(追記2)。
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発売されたばかりなのですが、早速買おうと、ちょっと大きめの本屋に行ったら、ない!それどころか、店員が雑誌の存在を知らない有り様。
覚悟を決めて、地域最大の本屋まで足を延ばしたらようやく見つけた。だが、発見まで15分もかかったぞ。だって、イラスト集のところなんかに1冊だけ挿してあるんだもの。
バカじゃなかろうか、本屋。こんな売れる号をたくさん仕入れないなんて。
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特集の目次もスキャンしておきました。絶対買いたくなるはず。
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買ったばかりなのでまだ読んでる途中ですが、冒頭の「対談 池上遼一☓近藤ようこ」からして圧倒されます。結構いろんな年代のガロ関係者が登場しているので、一種の「ガロ史」にもなっている。
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読み進めたら、追記として感想を上げるかもしれません。
部数は多くないはずだし、そもそも売っている所が少ないので、急げ!そして頑張って探せ!
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(追記)@2016/02/25
いきなり追記なんですが、東京外語大AA研が出している雑誌
SERNYA གསེར་ཉ། セルニャ チベット文学と映画製作の現在
のブックデザインは、どうもアックスと似ている。このことは制作者の方々にもお伝えしたのですが、皆さんアックスの存在は知らなかった(笑)。
こちらのブックデザイン担当・草本舎の方々は、井上則人のファンなのだろうか。
こうなったからには、次回は少しだけ「セルニャ」の紹介をします。
ロチェン・リンポチェの話をお待ちの方には、すいません。まあ、いないと思いますが。
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(追記2)@2016/02/27
この表紙がなぜ感動的なのか、水木ファンなら一瞬で理解できるのですが、一般の方々のために一応補足しておこうか。
これは「河童の三平」の一シーン。おじいさんと二人で暮らしていた三平ですが、おじいさんは亡くなってしまうのです。
おじいさんがいなくなってガランとした家で、ふて寝をする三平。「バカヤロー」とか叫んでも答えは返ってこない。
水木ファンの今の心境は、この三平そのものです。水木絵をそのまま使うのではなく、模写でもなく自分の絵として表現できている南さんはすごい。
南さんは、内田春菊『南くんの恋人』(最初の版)の装丁でも、脱力してちよみちゃんが描けなくなってしまった内田春菊に代わって、ちよみちゃんを内田タッチそっくりに表紙に描いてしまうという荒業もやったことがある。あれもすごかった。
で、三平に戻ると、次のコマでは三平の横にタヌキが寝てる(笑)。さあここから三平の家にタヌキと河童と死神が堂々と出入りし始め、「河童の三平」の物語が展開していくのです。
まだ読んでいない人は是非。