2017年1月21日土曜日

小池田マヤ「家政婦 里(さと)シリーズ」 (4) 『颯爽な家政婦さん』

・小池田マヤ (2015.10) 『颯爽な家政婦さん』(JOUR COMICS). 185pp. 双葉社, 東京.


















装丁 : 新上ヒロシ+久保夏生(ナルティス)

装丁は、フィーヤン版のスタイリッシュさはないけど、これはこれで中身がわかりやすくていい。

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双葉社に移籍しての第1作。雑誌掲載はまだ続いているんだろうか?「JOURすてきな主婦たち」というのは、自分の視界には全く入って来ない雑誌なので、皆目わからない。

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01. お玉杓子定規 前編・後編. pp.5-74.
← 初出 : JOURすてきな主婦たち, 2015年3月号~4月号.

前巻の最後で、クビになるかと思いきや、研修指導員に任命された里。さっそく家政婦派遣協会・会長の娘(ダメ家政婦)を一刀両断。こういう展開はお手のもの。


















同書 p.13

雑誌の性格もあるのか、家事豆知識も豊富。あ、いじられ役の万里さんも健在。

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02. サンドローズ 第1話~最終(3)話. pp.75-182.
← 初出 : JOURすてきな主婦たち, 2014年11月号~2015年1月号.

クスクスに苦戦する里。珍しい。

依頼主側の複数のストーリーを横目に見ながら、落とし所に持っていく手腕はたいしたもんだ←里もだけど、つまりは作者のこと。

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ちなみにクスクスがどういうものか、についてはこういう本もあります。

・にむらじゅんこ (2012.1) 『クスクスの謎 人と人をつなげる粒パスタの魅力』(平凡社新書623). 207pp.+pls. 平凡社, 東京.

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さて、この作品、今も続いていて、単行本が出るようならまた買おう。小池田マヤの他の作品もちょっとチェックする必要があるな。

いずれにしても、未知だった傑作マンガに、自力で遭遇するのは楽しい。

2017年1月18日水曜日

小池田マヤ「家政婦 里(さと)シリーズ」 (3) 『誰そ彼(たそがれ)の家政婦さん』

・小池田マヤ (2012.11) 『誰そ彼(たそがれ)の家政婦さん』(フィール・コミックス). 191pp. 祥伝社, 東京.


















装幀 : 関善之 for Volare Inc.

シリーズ3冊目。本気の恋愛モードの里が見れる巻。

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01. ヒーダボー/タッチング. pp.3-50.
← 初出 : Feel Young, 2011年7月号.

レース編みの先生の発表会前のお手伝い。


















同書 p.10

爆笑!

それにしてもレース編みとは、ニッチなところ突いてくるなあ。里の乙女趣味が目覚めるところも見どころ。

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02. ふにおちる. p.51-66.
← 初出 : Feel Young, 2011年1月号.

ここから派遣コーディネーターの万里さん(男、いじられ役)が登場。メインストーリーの合間に、万里さんとの掛け合い漫才を入れるスタイルが確立。

なんか派遣会社の人ってこんな感じだよね。万里さんの恋愛(までいかない関係)を毎回横取りする里w。

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03. しのぶもぢずり 第1話~第3話. pp.67-164.
← 初出 : Feel Young, 2011年9月号~11月号.

顔を合わせない契約の依頼主と会うのが第2話の最後。その焦らしぶりがうまい!

依頼主の周囲で3つのストーリーが並行して展開され、途中少し展開がわかりにくいものの、腑に落ちる決着をするので満足。

刃傷沙汰あり、本気の恋愛モードありの力作です。

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04. ひあしのぶ. pp.165-191.
← 初出 : Feel Young, 2012年7月号.

単行本だと次のページだが、雑誌掲載は9ヶ月あいている。作品中の時間経過もそれくらいだと思って読むと、この回の展開も理解しやすくなる。最終回らしというか・・・。

今回も万里さんがいじられます。

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前巻で評判がよかった巻末レシピが今回はない。それでフィーヤンwebsiteで、作者がレシピを公開しています(写真つき)。

・FEEL YOUNG net フィーヤン・ネット > スペシャル企画 > 小池田マヤ/『誰そ彼の家政婦さん』発売記念 レシピ公開!(2012年11月某日)
http://feelyoung.jp/special/post_50.php

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これで「家政婦 里シリーズ」(フィーヤン版)は一旦終わる。

双葉社「JOURすてきな主婦たち」に移籍して再開するのは3年後。双葉社とは付き合い長いらしいから、一旦完結した形になっていた里シリーズに目をつけて、復活させたのは慧眼だ。

次回は双葉社版。

2017年1月15日日曜日

小池田マヤ「家政婦 里(さと)シリーズ」 (2) 『ピリ辛の家政婦さん』

・小池田マヤ (2010.12) 『ピリ辛の家政婦さん』(フィールコミックス). 183pp. 祥伝社, 東京.


















装幀 : 関善之 for Volare Inc.

今回単行本タイトルが「ピリ辛」なのは、作っている料理がピリ辛が多いから。家政婦業での活躍が本格化する。

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01. ドルシネィア. pp.3-42.
← 初出 : Feel Young, 2009年8月号.

落ち目のシナリオライター(女子)のお引越し準備。お姫様気質で気取った女をバスバス切っていくシーンがこのマンガの見所。

「感謝は不要 今から言うから」
「まず初日 部屋がきれいすぎ」「単発で掃除業者入れただろう」「お見通しなんだよ 家政婦にまで見栄はんな!」
「書き物がのってても風呂には毎日入れよ汚女!」
「何が『開かずの間は女のたしなみ♡』だ 寝室に突っ込んでた洗ってないシーツとクローゼットの服!」「引越し先で荷解きしたら速攻クリーニング出せよ 臭いんだよ」
「紅茶に凝るならちゃんと淹れろ」
「借金あるなら家計簿つけろ」
「センスいいインテリア集めたところで あんたは乙女チックな少女趣味!」「家具が可哀想だろ もう買うな」
「あと かっちょいーアーバンライフをおくる自立した女ぶるのは はずかしいからやめた方がいいよ」
同書pp.38-39

とまあ身も蓋もない。でも、その後にちゃんとオチが来るからご心配なく。しかし、落として上げる、このテクすごいなあ。

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02. パースーシュー. pp.43-84.
← 初出 : Feel Young, 2010年5月号.

亡くなった大学時代の友だちの寡夫とその息子の面倒をみる。自閉症気味だった息子が、里の作った食事で次第に明るくなっていく。食事大事だよね。

里がそのダンナを思わず抱き寄せるシーンでは、里の心境とは別に、ダンナの心の叫びは

「ド 貧乳・・・」(涙を流しながら)。

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03. ラ・メゾン・イヤサカ 第1話~第3話. pp.85-180.
← 初出 : Feel Young, 2010年8月号~10月号.

ここまではエロシーンなしで「物足りない」と思っていたが、この3連続回で爆発する。辛い料理がどんどん出てくるのもこの回。

















同書 pp.140-141

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巻末にはレシピもあってなかなかよい。

しかし、こんなにおもしろいのに、この本増刷かかってないんだな。もったいない。

飛び飛びの掲載なので、なかなか固定客がつかめないのかもしれない。しかしそれだけ丁寧に練ってある、ってこと。展開は少し荒っぽいけど。

このシリーズ、あと2冊あります。

2017年1月14日土曜日

小池田マヤ「家政婦 里(さと)シリーズ」 (1) 『放浪(さすらい)の家政婦さん』

これはすごいのを発見してしまった!こういうのにブチ当たるから、あてずっぽうでのマンガ探しはやめられない。

・小池田マヤ (2009.7) 『放浪(さすらい)の家政婦さん』(フィールコミックス). 166pp. 祥伝社, 東京.


















装幀 : 関善之 for Volare Inc.

またフィーヤンだよ。すごいなフィーヤン、いいぞフィーヤン。

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身長185cm、ドブスだが、S級の家政婦、大和田里(おおわだ さと)の物語。というよりは里を狂言回しに、家庭模様を描写していく話。

なんだが・・・、それにしては里が積極的に干渉し過ぎで、途中は里を巡ってたいてい話がぐちゃぐちゃになる。

この女、依頼者(男女を問わず)とすぐにキスしたりセックスしたりするのだ(それと並行して、別に恋人がいたりもする)。淫乱、と言っていいだろう。おまけにバイセクシャルだし。

キスやセックスに至る過程が唐突!それまで対立していたかと思うと一転ラブシーン(色気なし)になるのだ。毎回「えーっ!」と驚く展開。

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しかし、S級家政婦なだけに、料理、掃除、洗濯と家事全般が完璧。長身でとにかくカッコイイ。タバコは吸うし、酒も飲む(結構すぐ酔っ払う)。すぐ脱ぐし。


















同書 p.55

「あんたブス」
「知ってる」「よ!」「でもモテんだよ うそじゃないよ」「大人になったらブスでもモテる様々なテクニックがあるんだよ」
同書 p.6

冒頭から強烈です。

顔がドブスなのが欠点とされているが、そんなことないよね。ファッション・モデルにはよくある顔立ちだし。ルックスは歌手のCharaやU-Aあたりをモデルにしているんじゃないかな。

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属性詰め込み過ぎな特濃主人公でお腹いっぱいなのに、その上に依頼者の家庭模様にも複数の物語を並行して入れてきたりして、設定がテンコ盛りすぎる。濃いマンガだ。

読んでいて時々展開が追えなくなるのだが、それでも里の強力なキャラと勢いでグイグイ読ませる。傑作だ。

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01. タヌキの里. pp.3-34.
← 初出 : Feel Young, 2001年12月号.

初登場では女子中学生との戦い。ドタバタ具合が絶品。エピソードもやたら詰め込んであるし。

最後にだけ登場する依頼者のオヤジが全部いいとこ持っていく、という、登場人物も読者も呆気にとられつつ、あっさり終わる変な作品だ。

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02. 日用の糧. pp.35-76.
← 初出 : Feel Young, 2004年6月号.

2話め(雑誌掲載は3番目だが)にして、里の素性が明らかになる。早すぎるよw。

若夫婦のダンナ(昔の知り合い)と嫁さんの両方にちょっかい出すが最後は丸く収め、亡き師への敬慕で締める、という・・・もー、詰め込みすぎだよ。

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03. The 分限者. pp.77-120.
← 初出 : Feel Young, 2003年9月号.

里の里帰りの巻。3話めで生い立ちが明らかになる、ってこれも早すぎだ。

この回は家政婦としての活躍場面はない。事件と相続争いに巻き込まれるんだが、派手な立ち回りもないのにグイグイ読ませる。

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04. ダム guess I'm dumb. pp.122-162.
← 初出 : Feel Young, 2002年8月号.

これは里とは関係ない別のマンガ。オレには合わなかった。

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里シリーズは、1年に1作で3話しか描いてない。確かに設定をてんこ盛りにしているだけあって、仕上げるのに時間がかかるだろうな。

料理の描写も詳しい。そのどれもがうまそうだ。料理を調べて作者自身も作ってみてから描いているんだろう。手間ひまかかってます。

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単行本になったのは、第3話の5年後だった。人気がなかったとも思えないが、多作な作者なので、このシリーズを準備する時間がなかったんだろうなあ。

単行本と同時に、ようやく定期的な掲載が始まる。「里シリーズ」を発掘して定期掲載に持ってきた編集者は優秀だ。

以後、祥伝社から2冊、双葉社「JOURすてきな主婦たち」誌に移籍してもう1冊出ている。都合4冊。

そのどれもが傑作なので1冊ずつ紹介していこう。

2017年1月8日日曜日

弥生美術館 『平田弘史展』

に行ってきました。



チラシからして圧倒されますね。

・弥生美術館・竹久夢二美術館 > 展覧会情報・開催中の展覧会 > 超絶入魂!時代劇画の神 平田弘史に刮目せよ!
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html

会期 : 2017年1月3日(火)~3月26日(日)
開館時間 : 午前10時~午後5時
休館日 : 月曜日 ※ただし1/9・3/20(月祝)開館、翌1/10・3/21(火)休館
料金 : 一般900円/大・高生800円/中・小生400円

弥生美術館
〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3
Tel 03(3812)0012

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弥生美術館があるのは東京大学本郷キャンパスの裏手。こぢんまりとした可愛らしい美術館です。



入り口も懐かしの名画座のようでおもしろい。

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1~2階が平田展。各コーナーの題字を平田先生が書いておられます。ものすごい迫力で、最初から圧倒されます。

2階に平田先生が題字を書いた作品(マンガだけじゃなくてCDなども)が並んでいた。自作や大友克洋「AKIRA」の題字を平田先生が書いているのは知っていたが、他人の作品にもこんなにたくさん題字を提供しているとは思わなかった。あの迫力だもの、誰でも依頼したくなりますよね。

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最初の方は貸本時代。さすがに原稿はないが、今まで見たこともない貸本作品がズラリと並んでいて壮観。このあたりはいずれ復刻してほしい。描きかけのボツ原稿があった。これには下描きもあり大変貴重。

雑誌時代の作品になると、ほとんど単行本を持っている。おなじみの作品群の原稿なので、また感動もひとしお。

「おのれらに告ぐ」、「弓道士魂」、「薩摩義士伝」、「茶筅髪禁止令」、「首代引受人」などなど。「薩摩義士伝」の棺桶を担ぐ姿の原画には特に感動した。

情報量が多すぎる、という声も聞かれるが、それでいいのです。平田先生は何事もやり過ぎの人なのだから、展覧会もやり過ぎずににどうする!

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愛用のペンもあった。「劇画」ということで、平田先生は漠然とGペンを使っているのかな、と思い込んでいたが、カブラペンなのですね。

言われてみれば、平田先生の絵は豪胆な中にも流麗さ・繊細さがあり、なるほどGペンの線とは一味違う。勉強になった。

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会場内はほとんど撮影禁止なのだが、わずかにあった撮影コーナーがこちら。



暗かったのでなかなかうまく撮れないのだが、こんなブレブレの写真でも、平田絵の迫力は十分伝わるだろう。



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これは図録。書店で一般にも販売される。


カバーデザイン: 小川竜

・松本品子・編 (2016.12) 『鬼才!時代劇画家 平田弘史 その軌跡』. 127pp. ラピュータ, 東京.

編集は弥生美術館の学芸員の方。この展覧会の担当者。

奥さんや息子さんのインタビューもあり充実した内容。紙が厚いのでちょっと見にくいが、平田絵を再現するためにはこういう上質紙が必要だったのでしょう。

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現在は前期展示。2月14日から後期展示になり、展示替えがあるから、その時にまた行こう。皆さんも是非行ってみてください。

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2階の竹久夢二、3階の高畠華宵の展示も面白い。知らなかったのだが、ここはもともと高畠華宵作品のための美術館だったんですね。

初期の絵は高畠華宵の影響が強い、花輪和一先生の作品展も見たい(花輪先生から平田展を祝す色紙があった)。でも花輪先生は、北海道に引っ越す前に、古い作品の原画は全部捨てたらしいからなあ。展覧会は難しいかな。

2017年1月4日水曜日

東京都立中央図書館 『東京凸凹地形』展

を先日見てきました。


















・東京都立図書館 > 新着情報一覧 > 2016年11月9日 【都立中央図書館】11月26日(土)から平成29年2月12日(日)まで、企画展示「東京凸凹地形 ―地形から見た東京の今昔―」を開催します。 > 東京凸凹地形 ―地形から見た東京の今昔― チラシ PDF
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/11/09/documents/10.pdf

会期 : 平成28年11月26日(土曜日)から平成29年2月12日(日曜日)まで
場所 : 都立中央図書館 4階 企画展示室(入場無料)

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もともとは別の調べものに行ったのですが、現場でこの展示を知ってついでに見て来たわけです。

実は私は、暇な時(年に数回)には多摩川の段丘崖を追っかけては地図に入れている、という程度には地形好きなのです。

最近は東京の地形が注目を浴びており、東京地形本も次々発売され、うれしい限り。

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展示物では、東京都心の微地形3D模型が面白かった。標高別着色地図でも充分面白いのだが、こうして立体模型を俯瞰するとより一層、都心部の複雑さが理解できる。まさに坂の町。

その縮図とも言えるのが、都立中央図書館のある広尾界隈。広尾からは有栖川記念公園の坂を登り、麻布十番からは道なりに谷筋をたどると都立中央。かなり入り組んだ地形なのだ。

















その都立中央図書館周辺の立体地形模型も展示されており、これはわかりやすい。模型で、地形を頭に入れておき、帰り道にそれを思い浮かべながら道を歩く。最高ですよ。

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しかしなんといっても感動したのは、国土地理院の色別標高図(全東京都)。

さすが国土地理院のデータである。ここまで微妙な地形がわかるとは思わなかった。感動しましたよ。

数十cmの高低差ともなると、現地に行ってもなかなかその差がわからないんだが、この図ではかなり細かい高低差まで判別できるのだ。

今まで気づかなかった川筋(暗渠になっているものが多い)もはっきり。驚きです。

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ここでは狛江付近の府中崖線をお見せしましょう。以前、府中崖線を追っかけて多摩川沿いをどんどん下って行ったのだが、狛江あたりでついにわからなくなった。それがこの地図を見れば、どこで間違ったかが一目瞭然なのだ。興奮。

















その後、崖線追跡はしばらくやる気をなくしていたのだが、これのお陰で再開する気になってきたぞ。

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とまあ、大変楽しんだ展覧会でした。地形オタクじゃなくても是非行ってみてください。

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なお、上で使った地図はこちら

・地理院地図(電子国土Web)
http://maps.gsi.go.jp/index.htm

上記のような標高別着色地図にうっすらと地図情報を入れるには、

(1) 左上の「情報」をクリック。
(2) 「+情報追加/ベースマップ切替」をクリック。
(3) 「主題図」をクリック。
(4) 一番上の「色別標高図」をクリック。
(5) 「主題図」を閉じる。
(6) 「色別標高図」の透過を「15%」にする。

これでOKです。何時間でも楽しめますよ。