2016年6月12日日曜日

えすとえむ 『うどんの女(ひと)』

本エントリーは
stod phyogs 2016年6月12日日曜日 えすとえむ 『うどんの女(ひと)』
からの移籍です。日付は初出と同じです。

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・えすとえむ (2011.9) 『うどんの女(ひと)』(FC531). 183pp. 祥伝社, 東京.
← 初出:フィールヤング, 2010年5月号/11月号/2011年1~6月号.


















装丁:新上ヒロシ(ナルティス)

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美大生と学食のおばちゃんのじれったいラブストーリー。学食のおばちゃん(うどん担当、通称:うどん村田)といっても35歳で美人、スタイル抜群といった設定であまりリアリティはないけど。

これが弘兼憲史だとリアリティはあるだろうが、そもそも見たくもない(笑)。

こういうじれったいラブストーリーは、こないだ読み終わった冬目景『イエスタデイをうたって』が長すぎて、ほとほと疲れてしまったので、1巻ですっきりまとまった作品はホント助かる。

古典では高橋留美子『めぞん一刻』も長すぎだったなあ。これも引っ張ろうと思えばいくらでも引っ張れる設定なんだが、えいやと終わらせたのは立派。

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はずしのギャグが決まりに決まって爽快、笑えます。

「気になっちゃうのよ そういうことされると 結局それって 好きなの? 何なの?・・・・・うどん」

「好き」
「村田さんはまだ田中先生が好きなんですね」
「え?そっち?」

「じゃあふたりで会うとき何してんの?」
「・・・・うどん  食べたり?」

どうということはないラブコメなんだけど、うどんが間に入るとこんなにおもしろくなるとは。

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最近、美大出身の絵のうまいマンガ家が増えた。それに伴い美大を舞台にしたマンガもとにかく増えたね。ちょっと食傷気味ではある。