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2022年3月29日火曜日

原田ちあきのリス族衣装

★Twitter 2020/12/25より転載+加筆修正★


原田ちあきさんのこの衣装、まるで中国・雲南省リス族 (傈僳族)  の民族衣装ですね。色使いもカット・パターンも似てる。あと西チベットも入ってる。


リス族の衣装はこんな。特に左下が似てる。とにかくかわいいので、民族衣装ファンにはタイのアカ族 ( 中国・雲南ではジンポー族 ) と並んで一番人気。

たぶん原田さんリス族のこと知らないと思うが、独自に同じ coordinate にたどり着いてしまうセンスがすごい。

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緑・赤・黄色の使い方、カット・パターンは西チベットのマントとも似ている。これは自分で撮った写真。


こういう幾何学パターンというのは、広いチベットでも珍しく、いったいどこから来たのか謎なのですよ。

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不思議なことに、この赤・黄・緑+黒(もあるね)で、Jamaica の Rasta Colour でもある。偶然なんだが、おもしろい。

RW ユニ コットン クラシック ラスタ ビーニー

その大元は Ethiopia 国旗。もう果てしなく続くのでこれで終わり。

国旗 エチオピア ライオンユダ レゲエ ラスタ 90cmx150cm 特大フラッグ【ノーブランド品】

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原田さんの色使いに対しては、ドギツすぎると思う人も多いが、それは日本だからであって、世界に出ればフツーにある色使い。むしろ早く世界に出た方がいいかも。なんてね。

2022年3月28日月曜日

原田ちあき 「幸子ちゃんの中学生日記」 - 雑誌 架空 発表作 2015

★Twitter 2020/12/23より転載+加筆修正★

漫画雑誌 架空 No.14 (Spring 2015). セミ書房.

というのを古本で買ったら、原田ちあきのおそらくデビュー作に近い作品が載っていた。6ページ。

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原田ちあき (2015.5) 幸子ちゃんの中学生日記. 架空, no.14, pp.133-138.

中も少しだけ。

あとがきによると、描いたのはその3年前、というから2012年ころの作品。いいねえ。今でこそご結婚されて幸せそうにワンニャンマンガを描いている原田さんだが、こういう屈折した時代あっての今の作風なのだ。いや、今でも屈折はしてるんだけど、明るい屈折になった。

もう、すでにセーラー服がモチーフで現れている。1960年代テイストのグラフィック処理も。この人勉強家だなあ、といつも思う。

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原田ちあきさんについては、元blog kkm10kでは2回取り上げてます。 


2018年4月1日日曜日

原田ちあき 『誰にも見つからずに泣いてる君は優しい』

2017年11月20日月曜日 『原田ちあきの挙動不審日記』

で紹介した原田ちあきの新刊が出ました。

・原田ちあき (2018.4) 『誰にも見つからずに泣いてる君は優しい』. 205pp.+2pls. 大和書房, 東京. 


ブックデザイン : 山下リサ

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すぐにヴィレッジヴァンガード(VV)に買いに行きましたよ。VVで買うと、おまけでdummy coverがついてくる。



本体を隠すためにかけても、かえって恥ずかしくなる、ふざけたカバー(笑)。

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ドギツイ配色の人なので、もう「表紙だけでダメ」ていう人も多いかもしれない。

今回はマンガではなく、イラスト+エッセイ集。この人は本来Pop Artの人なのだ。

前にも書いたように、絵には佐伯俊男、太田螢一、なんきん などの影響が見える。

そしてイラストになると、画面構成、粗いdot使い、原色ギラギラで、Andy Warhol、Roy Lichtenstein、横尾忠則あたりの仲間であることがわかる。

さっき思ったのだが、1960年代の前衛ギャグ・マンガ/アニメ作家・久里洋二あたりともちょっとセンスが近い。

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今回は、ここ数年描きためた「悪口シリーズ」の集大成。

大半はWEB上で発表済みのものだが、やっぱり紙媒体で手にすると格別だ。

ただし色はWEBで見た方が発色がいい。どっちかというと、WEB発表向きの人かもしれない。でも、現物見たことないから、わからんな。現物もいつか見てみよう。

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ここでは、WEBでは見たことなかったものを紹介してみよう。


同書, pp.22-23

サイコーですね。

主題の女の子は常に泣いている。そして恨みつらみを吐いている。主に失恋の恨みだ。泣いてもいるし、笑ってもいる、その微妙な表情が素晴らしい。

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最近では、Andy Warholが発見した「版ズラシ」の手法にも凝っているよう。勉強家だなあ。


同書, pp.74-75

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Scanして色調整をしているときに気づいたんだが、普通の図版の色調整なんて苦痛でしかないのだが、原田イラストの色調整は楽しい。

なんかハイになってくる。原色ばっかりで、気配りする要素が少ないせいもあるだろうけど。

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エッセイの方は、ほぼ自伝的な内容。文章はまだまだだけど、内容は面白い。特に、今のような原色ギトギトになったきっかけ話が、アホみたいにおもしろい。いったい何が幸いするかホントわからんもんだ。

生の感情をぶちまけたような内容も多いが、そこに怒りはない。怒りはイラストの方で発散させているから。だから、読んでいて不快感がないのだ。

うまい文章じゃないけど、マンガと一緒で、書いていくうちにどんどんうまくなりそう。たぶん文章でもイケルと思う。

そのうちに「原田ちあきの挙動不審人生相談」とかできそうだなー。

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「不器用・バカ」と自虐的な発言が多いけど、実は結構器用だし頭もいい人だ。なんでもできそう。もちろんTVもイケルぞ。

今は波が来てるから、その波に乗ってどんどん行けばいい。ただし、体にだけは気をつけてね。

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一般には、まだまだ「気持ち悪い」という評価が多いと思うけど、


同書, p.170(©タツノコプロ)

あたりからポピュラリティが広がりそう。これホントいい絵だし。

2017年11月20日月曜日

『原田ちあきの挙動不審日記』

・原田ちあき (2016.5) 『原田ちあきの挙動不審日記』. 142pp. 祥伝社, 東京.
← 初出 : つぶやきGANMA, 2015/02/03~2016/01/19 http://tsubu.ganma.jp/


デザイン : セキネシンイチデザイン室

Artistなのになぜ自分で装丁しない?とも思うのだが、原田が装丁したらもっとスゴイことになるから、これで丁度いいのかか・・・。

不穏で素晴らしい表紙。ちなみに、これはカバーというか腰巻(帯)というのかよくわからないものの絵。

これを取っ払うと



こうなります。これは「パーティーの様子」だと(笑)。

なんか前回もこんなことやったな。

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この本は、初めて見た時からずっとほしかったのだが、最近はシュリンクがかかっていて中身が見れないのばかり。「いつか中身が見れたらその時買おう」と思っているうちに、店頭では全く見かけなくなってしまいました(笑)。最近の本は足が速い。

で、忘れかけていたところ、久々に見かけたので買っておいた。大アタリ。

もうね、久々に自分にピッタリ合う本が出てきたので、うれしくてスキップしちゃいましたよ(ウソ)。

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しかし、なぜシュリンクをかけるのだ?これは一見マンガの体裁をしてるけど、マンガじゃないのに。

じゃあ、何かと言われると、最近はあまりないかな?湯村輝彦、スージー甘金、霜田恵美子、なんきんの系統と言っておこう。

絵柄も、佐伯俊男、太田螢一、なんきんあたりを思わせるが、原田本人がその辺を見ているのかどうかすらわからない。自然発生してもおかしくないが。

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中身はこんな。


同書, pp.64-65


同書, pp.96-97

スキャナーでは、この蛍光色をうまく読んでくれない。ホントはもっとドギツイ色です。

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普通の人は「三白眼から、人物造形から、色使いから、すべてが気持ち悪い」という評価が多いだろう。でもこの作品は、一応この人なりにエンターテインメントとして成立させている作品だと思う。なので、実はマジモンの人のマンガほど、気持ち悪くないですよ(笑)。

絵の作品は、もっと気持ち悪いです。でも、どれもかわいい。

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「マンガみたいなもの」だと、日常エッセイネタもいずれ限界が来るだろうから、マンガの形式での創作ものも見てみたい。

それよりも「辛酸なめ子」的な扱いで、雑誌で重宝される方向に行くのかな?少なくとも「ネコ日記」の方向には行ってほしくない。

つぶやきGANMAの最近の掲載作を見ていると、結構普通のエッセイマンガになってきている。心配だ(笑)。

あ、でも絵は異常なままだからご心配なく。

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実はこの人けっこう美人さん(男顔)だ。この本にも写真があるので、せっかくだから貼っておこう。


同書, p.137

TVでもいけるかもしれん。まずは「タモリ倶楽部」から(笑)。

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(追記)@2017/11/20

と思ったら、もう結構TV出てるんだな。まあ、元・芸人志望だから、そうなるだろうな。

あっ!NHKにまで出てやがる(笑)。