本エントリーは
stod phyogs 2016年10月30日日曜日 『10分後にうんこが出ます』
からの移籍です。日付は初出と同じです。
===========================================
・べつやく れい@betsuyaku(2009年8月に登録)
https://twitter.com/betsuyaku
経由で知りました。元ネタはこちら↓
・岸本佐知子@karyobinga > 新潮社『波』の巻末に出ている新刊予告が気になりすぎる。(19:13 - 2016年10月28日)
https://twitter.com/karyobinga/status/792187648840314880/photo/1
・中西敦士 (2016.11) 『10分後にうんこが出ます 排泄予知デバイス開発物語』. 224pp. 新潮社, 東京.
------------------------------------------
もう飛び上がって本屋に行きましたよ。
そしたら、ないんですよ。新刊書のコーナーにも、ノンフィクションのコーナーにも。念のために行ってみた科学書のコーナーにも。
で店員さんに訊いてみました。そしたら・・・
「11月30日ですね」だって。
しまった!でも仕方ないよなあ、Twitterでは何月かが書いてないんだもの。
女性店員に「『10分後にうんこが出ます』ありますか?」って訊くのは恥ずかしかった。
------------------------------------------
しかし、「本タイトル大賞」はこれで決まりだな。
おまけに「イグ・ノーベル賞」もほぼ決まりだろう。ただし・・・製品化が完了すれば、の話。
・トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社/世界初!排泄予知ウェアラブル「DFree」先行予約、受付開始!(as of 2016/10/29)
https://readyfor.jp/projects/DFree
まだできていないのだ。でもこの感じだともう一息、ってところか。
------------------------------------------
完成の暁には、最初につけてあげたいのは、しょっちゅううんこを漏らしている爆笑問題の田中。このセンサーには「田中センサー」という通称をつけたい。略称「たなセン」。
------------------------------------------
❚ 開発メンバーの想い
私自身もうんこを漏らしたことがあります。 外に出かけるのが怖いと感じるようになりました
は思わず笑ってしまうが、実は真面目な発明なのだ。
うんこを漏らす人は、10分後かどうかはわからないにしても、「あ、漏れそうだ」とわかってはいるのに、仕事で動けなかったり、周囲にトイレがなくて漏らしてしまうケースが多いと思う。
しかし、このデバイスは、そういう「健康だけど、うんこを漏らしてしまう」という人が主な対象ではなさそう。
❚ 日本には、自分の意思で排泄ができない人が数百万人います
現在、日本では介護を受けている方が約600万人。また、自分でコントロールができず、便が漏れてしまう方は、20~65歳で300万人以上、65歳以上で130万人以上ともいわれています。加齢による機能低下以外に、出産後などにも排泄に困るようになる方がいらっしゃいます。DFreeはこうした排泄でお悩みの方はもちろん、トイレへの移動が困難な車いすの利用者、介護分野での活用が期待されています。
ということ。当然そうなるだろうな。
------------------------------------------
しかし「うんこ」と「センサー」という思いもかけない結びつきに、目からウロコが落ちる思いでした。
よし、11月30日はpanpanyaの新刊に、「うんこセンサー」本、と楽しみが2つになったぞ。絶対発売日に買おう。
===========================================
(追記)@2016/11/01
そういえば、冒頭で出てきた「べつやくれい」(ひらがなだけの名前の人は「」でくくらないとわかりにくいのが難点のど飴)さんのダンナで、デイリーポータルZのウェブマスター・林雄司さん(ニフティ社員)も「うんこ漏らし」の天才だった。
いつかデイリーポータルZで、このデバイスをサカナに、爆笑田中と「うんこ漏らし」対談してほしい。
===========================================
(追記)@2016/12/03
『10分後にうんこが出ます』が発売されたので、
2016年12月3日土曜日 『うんこ』出ました。
で書きました。
2016年10月30日日曜日
2016年10月16日日曜日
ゴツボ×リュウジ 『あしがる 1~3』
本エントリーは
stod phyogs 2016年10月16日日曜日 ゴツボ×リュウジ 『あしがる 1~3』
からの移籍です。日付は初出と同じです。
===========================================
・ゴツボ×リュウジ(2013.10) 『あしがる 1』(角川コミックス・エース). 179pp. KADOKAWA/角川書店, 東京.
・ゴツボ×リュウジ(2014.2) 『あしがる 2』(角川コミックス・エース). 177pp. KADOKAWA/角川書店, 東京.
・ゴツボ×リュウジ(2014.8) 『あしがる 3』(角川コミックス・エース). 177pp. KADOKAWA/角川書店, 東京.
← 初出:月刊少年エース, 2013年6月号~2014年8月号
装幀・デザイン : 神宮司訓之(ZIN STUDIO)
これは素晴らしい!高校女子サッカー・マンガです。
といっても、サッカーの試合(フットサルというか5 vs 5ミニサッカーだけど)は学校の球技大会しかやってない(笑)。そこでの活躍が認められて同好会発足。そしてメンバー11人を探しつつ、次々とライバルが現われ始めたところで「打ち切り」となりました。
残念だなあ、こんなにおもしろいのに。しかし少年誌じゃなかったかな、これは。続きを青年誌で、ぜひ。
------------------------------------------
スポーツ万能の園(その)が、高校入学式にいきなり遅刻。その途中でサッカー少女の青名(あおな)と出会い、滋賀県・竹生島高校に女子サッカー部を作っていく物語。
登場人物が多くて、ワイワイ感が楽しい。主要登場人物がみなハッキリしてるのもよい。
というのも、この前にやはり高校部活ものマンガを読んでいたのだが、その登場人物がそろいもそろってグズグズしまくりで、頭を抱えた(ブックオフの108円コーナーに、必ず全巻揃いであるアレですよ)。その後にこれを読んでスカッとしたせいもあるかな。
------------------------------------------
「水滸伝」要素があるのも好みの点。わずか3巻の間に(ちゃんと人格がある)登場人物が20人近く出て来て、どんどん主人公の周りに集まってくる。いい感じ。
さしずめ、園は「豹子頭林冲」、青名は「九紋龍史進」といったところか。実際の水滸伝では、林冲と史進が絡むシーンってないんだけどね。
林冲のライバル「青面獣楊志」は3巻に出てきます。「あしがる」と「水滸伝」共通のファンじゃないと、何言ってるかわかんないだろうけど・・・。
ちなみに「花和尚魯智深」は湖東さんです。
------------------------------------------
ただ、スポーツものの宿命として、登場人物がわりと似たタイプばかりになりがちなのはしょうがないかな。「あしがる」も、自己主張が強いタイプばっかだ。
あと主人公の園がどんどん三枚目化/狂言回し化してるのもちょっと心配な点だったが、まあ終わっちゃったし、それはいいか。
------------------------------------------
繰り返すけど、これは青年誌で続きをぜひ読みたい。そっちなら人気出ると思うよ。
あと、ゴツボ×リュウジの他の作品も俄然読みたくなったぞ。「ササメケ」、「ササナキ」、「アニコイ」(どうでもいいが、題名四文字ばっかだな)、たくさんある。
これから掘っていくのが楽しみだ。
===========================================
(追記)@2016/10/17
それにしても、この単行本デザインは素晴らしい。ゴツボ×リュウジの絵自体デザイン要素が強いせいもあり、ぴったり。
特に2巻の青名ちゃんの表紙は名作、と言っていい!
stod phyogs 2016年10月16日日曜日 ゴツボ×リュウジ 『あしがる 1~3』
からの移籍です。日付は初出と同じです。
===========================================
・ゴツボ×リュウジ(2013.10) 『あしがる 1』(角川コミックス・エース). 179pp. KADOKAWA/角川書店, 東京.
・ゴツボ×リュウジ(2014.2) 『あしがる 2』(角川コミックス・エース). 177pp. KADOKAWA/角川書店, 東京.
・ゴツボ×リュウジ(2014.8) 『あしがる 3』(角川コミックス・エース). 177pp. KADOKAWA/角川書店, 東京.
← 初出:月刊少年エース, 2013年6月号~2014年8月号
装幀・デザイン : 神宮司訓之(ZIN STUDIO)
これは素晴らしい!高校女子サッカー・マンガです。
といっても、サッカーの試合(フットサルというか5 vs 5ミニサッカーだけど)は学校の球技大会しかやってない(笑)。そこでの活躍が認められて同好会発足。そしてメンバー11人を探しつつ、次々とライバルが現われ始めたところで「打ち切り」となりました。
残念だなあ、こんなにおもしろいのに。しかし少年誌じゃなかったかな、これは。続きを青年誌で、ぜひ。
------------------------------------------
スポーツ万能の園(その)が、高校入学式にいきなり遅刻。その途中でサッカー少女の青名(あおな)と出会い、滋賀県・竹生島高校に女子サッカー部を作っていく物語。
登場人物が多くて、ワイワイ感が楽しい。主要登場人物がみなハッキリしてるのもよい。
というのも、この前にやはり高校部活ものマンガを読んでいたのだが、その登場人物がそろいもそろってグズグズしまくりで、頭を抱えた(ブックオフの108円コーナーに、必ず全巻揃いであるアレですよ)。その後にこれを読んでスカッとしたせいもあるかな。
------------------------------------------
「水滸伝」要素があるのも好みの点。わずか3巻の間に(ちゃんと人格がある)登場人物が20人近く出て来て、どんどん主人公の周りに集まってくる。いい感じ。
さしずめ、園は「豹子頭林冲」、青名は「九紋龍史進」といったところか。実際の水滸伝では、林冲と史進が絡むシーンってないんだけどね。
林冲のライバル「青面獣楊志」は3巻に出てきます。「あしがる」と「水滸伝」共通のファンじゃないと、何言ってるかわかんないだろうけど・・・。
ちなみに「花和尚魯智深」は湖東さんです。
------------------------------------------
ただ、スポーツものの宿命として、登場人物がわりと似たタイプばかりになりがちなのはしょうがないかな。「あしがる」も、自己主張が強いタイプばっかだ。
あと主人公の園がどんどん三枚目化/狂言回し化してるのもちょっと心配な点だったが、まあ終わっちゃったし、それはいいか。
------------------------------------------
繰り返すけど、これは青年誌で続きをぜひ読みたい。そっちなら人気出ると思うよ。
あと、ゴツボ×リュウジの他の作品も俄然読みたくなったぞ。「ササメケ」、「ササナキ」、「アニコイ」(どうでもいいが、題名四文字ばっかだな)、たくさんある。
これから掘っていくのが楽しみだ。
===========================================
(追記)@2016/10/17
それにしても、この単行本デザインは素晴らしい。ゴツボ×リュウジの絵自体デザイン要素が強いせいもあり、ぴったり。
特に2巻の青名ちゃんの表紙は名作、と言っていい!
2016年10月11日火曜日
中央線マンガ その3 『中央線ドロップス』
本エントリーは
stod phyogs 2016年10月11日火曜日 中央線マンガ その3 『中央線ドロップス』
からの移籍です。日付は初出と同じです。
===========================================
中央線マンガ・シリーズ第3弾(『終電ちゃん』『中央モノローグ線』から続く)。
・元町夏央 (2009.3) 『中央線ドロップス』(ACTION COMICS). 235pp. 双葉社, 東京.
← 初出:A-ZERO, 2008年8月号~09年2月号.
装丁:新上ヒロシ(ナルティス)
------------------------------------------
作者は女性なのだが、線は骨太。ストーリーも『中央モノローグ線』に比べると暑苦しい。まあ暑苦しい方が中央線らしい、とも言える。
登場駅は、吉祥寺、西荻窪、阿佐ヶ谷、中野(ほとんど出てこないが)、高尾、御茶ノ水(+いろんな駅)。高尾が2回に渡って取り上げられてるのが珍しいかな。
阿佐ヶ谷の「クマと同棲」は変な話だなあ。比喩かと思いきや、本当にクマなんだもの。
------------------------------------------
それにしても、表紙はこれも中央線カラーだよ。
中央線マンガは他にもあったと思うんだが、今は思いつかない(ある駅/町を取り上げたものはたくさんあるが)。
実は青梅線マンガ、京王線マンガというのもあるのだ。いずれ紹介しよう。
stod phyogs 2016年10月11日火曜日 中央線マンガ その3 『中央線ドロップス』
からの移籍です。日付は初出と同じです。
===========================================
中央線マンガ・シリーズ第3弾(『終電ちゃん』『中央モノローグ線』から続く)。
・元町夏央 (2009.3) 『中央線ドロップス』(ACTION COMICS). 235pp. 双葉社, 東京.
← 初出:A-ZERO, 2008年8月号~09年2月号.
装丁:新上ヒロシ(ナルティス)
------------------------------------------
作者は女性なのだが、線は骨太。ストーリーも『中央モノローグ線』に比べると暑苦しい。まあ暑苦しい方が中央線らしい、とも言える。
登場駅は、吉祥寺、西荻窪、阿佐ヶ谷、中野(ほとんど出てこないが)、高尾、御茶ノ水(+いろんな駅)。高尾が2回に渡って取り上げられてるのが珍しいかな。
阿佐ヶ谷の「クマと同棲」は変な話だなあ。比喩かと思いきや、本当にクマなんだもの。
------------------------------------------
それにしても、表紙はこれも中央線カラーだよ。
中央線マンガは他にもあったと思うんだが、今は思いつかない(ある駅/町を取り上げたものはたくさんあるが)。
実は青梅線マンガ、京王線マンガというのもあるのだ。いずれ紹介しよう。
登録:
投稿 (Atom)