本エントリーは
stod phyogs 2016年9月25日日曜日 『終電ちゃん 2』発売!
からの移籍です。日付は初出と同じです。
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・藤本正二 (2016.9) 『終電ちゃん 2』(モーニングKC-2658). 158pp. 講談社, 東京.
装丁:杉本智行(uni-co)
が発売になりました。
1巻のお話は、こちらでどうぞ。
2016年8月16日火曜日 終電ちゃんに叱られたい
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全7話ですが、中央線の終電ちゃんの主な登場回は3回のみ。他は山手線の終電ちゃん、大阪環状線の終電ちゃん、東海道新幹線の終電ちゃん、長崎の終電ちゃん二人。
表紙は山手線の終電ちゃんですが、第12話にしか出てきません。
全体に散漫になって、1巻の熱気はもうないですね。ページ数も少ないし。狂言回しの寺岡がうまく機能するか・・・、この辺が今後の課題でしょう。
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中央線の終電ちゃんが背負ってる勾配標。あれ、少し反ってるのがいいですね。
線路沿いで見ると、勾配が書いてる板はやっぱり反ってます。木製だから、どこでの勾配標も少し反ってるのです。これがちゃんと描いてあるのが素晴らしい。
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しかし、この勾配標、終電ちゃんはひもで背負ってるんだが、そのひもがかかってるのは終電ちゃんの首(笑)。大丈夫なんだろうか?
まあもう50年以上あのまんまなんだから、もうひもも体と一体化してるのかも知らん。
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ちょっと驚いたんですが、奥付の発行日が、2016年9月23日になっていました。
最近本を発売当日に買うなんてことをしたことがなかったので、知らなかった。いつからそうなってるんですか?
出版業界では、奥付の発行日は実際の発売日の1ヶ月先にすることが通例でしたが、ついにこの悪しき慣例が改善される日が来たのか。感慨深いねえ。
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あと最近感じるのは、出荷時からシュリンク(薄いビニールですね)がかかっているマンガがずいぶん増えたこと。もちろん『終電ちゃん 2』もそう。これによって書店の負担はだいぶ減ったことだろう。
また、バーコードはシュリンクに貼られているので、裏カバーからバーコードが消えた。これによって、裏カバーのデザイン制限がだいぶなくなった。装丁/デザイン担当は喜んでいるでしょう。おそらくカバー絵を描くマンガ家も。
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そのかわり、出版社名と値段も裏カバーから消えた。これは残してもよかったんじゃないかな。特に値段。
バーコード付きシュリンクをはがすと、値段は本のどこにもなくなってしまう。後年、値段を知りたい人は、どっか別のルートで調べなきゃいけなくなる。これは要再考。
本から値段の表示が消えたということは・・・もしかしてこれは、再販制度撤廃の序曲?なんて思ったりして。
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(追記)@2016/09/25
おまけですが、3巻の冒頭は、熱血終電ちゃんが帰ってきます。すでにモーニング掲載済みなのだ。熱血と友情・・・ジャンプみたいだな。
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