大沖のもう一つの長期連載が
・大沖 (2010.1~2016.2) 『ひらめきはつめちゃん 1~6』(BLADE COMICS). マッグガーデン, 東京.
← 初出 : 月刊コミックブレイド, 2009年2月号~2014年9月号/コミックブレイド, 2014年9月~2015年11月配信.
装幀 : 里見英樹
こちらは残念ながら完結したが、やはり約7年という長期連載だった。
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主人公の「はつめ」は、「はるみ」と区別がつかないが、耳毛(?)が特徴。小学1年生だが、頭身は「はるみ」よりちょっと大きい。
はつめが、図工の時間にうっかり発明した「はこ」でまきおこる騒動を描くギャグマンガ。「はこ」にスパナでネジを差し込むと、いろんな機能が発揮される。が、大半はしょーもない機能。
同書1巻, p.30-31
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第1話にして、家を爆破してしまうし(「はこ」は無事)。
同書1巻, p.12-13
発明のシーンやその苦労は全然出てこない。いつの間にか小1の「はつめ」が発明している。まあ、ご都合主義の最たるものだが、ギャグマンガだからいいのだ。
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登場人物を紹介しておこう。「はるみねーしょん」よりはずっと多いぞ(笑)。
同書5巻, p.20-21を改変
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「はつめ」の発言・行動をすべて肯定してくれるいとこの「ケイ」ちゃんも、自信なさげにツッコミを入れてくれる「たっくん」もいい味出してる。
同書3巻, p.116
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大人の女性陣は、なぜかみんな似たタイプのクール女子。大沖氏の好みと見たぞ。
私のお気に入りは、常にテキトーな早川先生(いつもジャージ)だ。
同書2巻, p.20
同書5巻, p.93
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最後の方は線が太くなり、絵も少し重くなってるのが気になった。「とり・みき」や「唐沢なをき」みたいだ。
なかなかおもしろかったんだが、終わってしまい残念だなあ。少年少女誌なら、まだまだ需要はあると思うんだがどうか?
こういった作品自分もまた見たいし、子どもたちに見てほしいですよね。
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