2017年4月10日月曜日 東京藝術大学大学美術館 「雪村展」
で書いたとおり、「雪村展」2回目行ってきました。
・東京藝術大学+読売新聞社/特別展 雪村 奇想の誕生 公式サイト(as of 2017/04/08)
http://sesson2017.jp/
「特別展 雪村 奇想の誕生」
会期 : 2017.3.28[火]- 5.21[日]
会場 : 東京藝術大学大学美術館[上野公園] 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
開館時間 : 午前10時~午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 : 毎週月曜日 ※ただし5月1日は開館
主催 : 東京藝術大学、読売新聞社
同展パンフレット, p.1
会期もあとわずかなのでお早めに。会期末の土日はこむぞ。
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以下、後期展示の作品を中心に。
比較的初期の作品と思われる「茅濛図」(作品番号22)にすでに、あの粘り気のある波が現れているのを確認できたのは収穫。これぞ「雪村」だ!
同時期の名品「風濤図」(作品番号29)も素晴らしかった。これも「粘り気波」の傑作だ。
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鯉に乗った「琴高仙人・群仙図」(作品番号38)が後期の目玉の一つ。何度みても感動する傑作。次にこれを見れるのはいつのことか・・・。
待てよ、所蔵は京都国立博物館だから、いずれ常設展で展示されることもあるのか。その時にまた会いに行こう。
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「百馬図帖」(作品番号47)は、通期展示だが、何度も見るうちにこの絵の凄さがわかってきたぞ。これ立体になる!
通期展示だが、新発見の「呂洞賓図」(作品番号50)も感動モノだったなあ。変なポーズが魅力。
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ポスターにもなっている、鼻毛をなびかせた「呂洞賓図」(作品番号49)や、「列子御風図」(作品番号39)、「蝦蟇鉄拐図」(作品番号88)など、迫力ある重要作は前期展示が多かったような気がする。
日本画、特に古い絵は照明で痛みやすいため、必ず前後期展示替えがある。前後期二度観覧は必須なのだ。
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「龍虎図屏風」(作品番号65)は、後期の内でも前の方だけの展示だったので、ついに見れなかった。しかし、いつか所蔵館である根津美術館で見てやるぞ!
それと引き替えに見ることが出来たのが「雪村自画像」(作品番号106)。これは後期の内でも後の方だけの展示で、15年前の展覧会では展示がなかったのだ。思ったより小さかったが、感動しました。
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袋の上に乗って笑う「布袋図」(作品番号93)も後期展示のみ。何度みてもなごむ名品。
展示会場冒頭で出迎えてくれる、なごみの怪作「欠伸布袋」(作品番号44)は通期展示。この作品を見るだけでも1600円の価値は充分あると保証します。
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さあ、この展覧会を見ないと絶対後悔しますよ。必ず行ってください。
この展覧会を見れて本当に幸せでした。
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