★Twitter 2020/11/26より転載+加筆修正★
小池田マヤの「ドブスで長身のS級家政婦 里 ( さと )」シリーズが3年ぶりに2冊出た。既刊5冊に続いて6・7冊目。
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小池田マヤ (2020.9) 『令和の家政婦さん 1』 (JOUR COMICS). 176pp. 双葉社.
← 初出 : JOUR すてきな主婦たち, 2019.9~20.6.
4冊目でダメ家政婦として登場した多賀恵が、家政婦紹介所長として独立。そこにお目付け役で里も配置。最初はその新米所長奮闘記で1回。
里のほかに4人の家政婦/夫が所属 (こりゃそのうち看護師みたいに性別なしの名称に変わるな)。2冊に渡って、その4人の列伝が始まる。
なんか水滸伝みたい。頼りない親分・多賀恵=宋江でぴったりだけど、里は突出して強力すぎて、水滸伝に当てはまるキャラがいないな。水滸伝の主要豪傑役を一人で抱えてると思えばいいか。
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最初は、逃げ出したオネエ家政夫レンレンを里が連れ戻す話。里は相変わらず豪快な上に小細工も得意。設定テンコ盛りだ。散らした伏線も全部回収して、よくうまくまとめるものだ。イルカの耳石とか、そのネタもマニアック。料理ネタも相変わらずおもしろいし。強力なマンガだ。
続いては、ピンクのツインテ、ロリ・コス、育児の達人、スイーツの達人、リスカ、前世の記憶・・・と、属性多すぎの「遥か」ちゃん。この子は里と分野がかぶらないので、里も一目置いているような感じ。しかしこれでこの子のネタ出しつくした、じゃないといいんだが。それほど濃密な回。
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小池田マヤ (2020.11) 『令和の家政婦さん 2』 (JOUR COMICS). 176pp. 双葉社.
← 初出 : JOUR すてきな主婦たち, 2020.1~.7.
クールで几帳面な阿木さんが、里を雇ってすったもんだあって、○○○になるまでのお話。今回もまた「淡水エイ」なんていうマニアックなネタ持ってきた。これがちゃんとストーリーの本筋に絡んでくるんだから、さすがとしか言いようがない。
いかにも「ザ・家政婦」っていう感じの勝代さんの意外な得意技、と、その家族も意外。その辺の意外さは、まだ掘りがいがありそう。しかしまあ、次から次へとよくこんな面白そうな設定が浮かんでくるもんだ。ストーリー協力者とかいるんだろうか?
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今回は月刊誌準連載になって、単行本もどんどん出る。1巻では連載になれないか、ちょっと絵が荒れてたけど、2巻ではだいぶ安定している。最初は「里も狂言回しに落ち着くのか?」とも思ったが、ちゃんと活躍もしてくれてるし、今後も楽しみ。
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既刊5冊分も紹介しているけど、いずれも名作。
この3冊は祥伝社から。フィーヤンだ。
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双葉社に移籍してからの2冊。掲載誌は「JOUR すてきな主婦たち」 というのだが、やっぱり自分の視界には入ってこない雑誌。
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さて、「里シリーズ」はいつまで続くのかな。7冊目が出てから1年以上たったけど、最近出ないね。「里シリーズ」はお休みしてるのかな?知らない。
なにせ 「JOUR すてきな主婦たち」 なんていう雑誌、買ったり立ち読みしたりしないので。そもそも売り場に行かないw
いずれにしても、これだけ安定しておもしろいマンガ、また出たら必ず買う!
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